桜井恵三氏の無料配布資料は流用・コピペだらけ?11

引き続き 桜井恵三氏が無料配布している資料である
http://rbiz.jp/facebook/data/ebook1.pdf (2011年6月22日版)
における流用・コピペ疑惑追求第11弾です。

桜井恵三氏作成の上記資料における これまでの流用・コピペ疑惑については下記を参照下さい。

今回は桜井恵三氏が用いるキーワードの一つである「音声・音声認識」についてのコピペ疑惑です。

        :桜井恵三氏の無料教材における表現
        :流用元と思われるサイトでの表現
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例その12
P.38(桜井恵三氏のpdfファイルのページ番号)
「従来はリスニングは、耳に入ってくる音声情報を受動的に聞くだけの活動と従来は考えられてきました。しかし、近年では、聞き手が予測と検証を繰り返しながら、音声入力情報を能動的に処理していく過程であり、人間の脳による積極的な総合による分析作業であることが明らかになってきました。」

「リスニングは、耳に入ってくる音声情報を「受動的」に聞くだけの活動と従来は考えられてきた。しかし、近年では、吉田(1984)、竹蓋(1984)、Rost (1990)、小池(1993)、Rubin (1994)などで指摘されているように、聞き手が「予測−検証」しながら、音声入力情報を「能動的」に処理していく過程であり、積極的な「総合による分析」作業であることが明らかになってきた。」

【①の流用元と思われるサイト】
「意味的ヒントが英文リスニングに及ぼす影響」
現 東京国際大学 言語情報教授 山内 豊氏の東京学芸大学大学院 博士課程時代の発表稿?

http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/~flta/kojin/yamauchi2.doc

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 例その13
P.44(桜井恵三氏のpdfファイルのページ番号)
「人間の連続音声中の音のストリームでは、ある音素を発音する際その音の調音の目標まで達しないうちに次の音韻の発音に移ってしまいます。これはなまけ音と呼ばれます。従って、実際に発音される音声の音響的特徴は、単独で発話されたときの音韻固有の音響的特徴に達していません。また、連続的に変化するために特徴が完全でない部分が生じます。これはわたり音と呼ばれます。機械はこのような音韻が不完全な部分を誤認識してしまいます。しかしながら、人間には不完全であるなまけ音やわたり音から音響的特徴を拾い出し音のストリーム単位での推定ができる知覚機構が存在するようです。」

「連続音声中では、ある音韻を発話する際その音韻の調音の目標まで達しないうちに次の音韻の発話に移る。従って、実現された音響的特徴は、単独で発話されたときの音韻固有の音響的特徴に達していない(なまけ音)。また、連続的に変化するために特徴が完全でない部分が生じる(わたり音) (図3)。機械はこのような音韻が不完全な部分を誤認識してしまう。しかしながら、人間には不完全な音響的特徴から目標値の推定を行なうという知覚機構が存在すると言われている。」
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【②の流用元と思われるサイト】
「人間の聴覚特性を考慮した音声信号処理」
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科教授 赤木 正人、平成10年10月1日

http://www.jaist.ac.jp/~akagi/HTML/HOME_J/PROGRESS/progress.pdf