桜井恵三氏の商用サイトは流用・コピペだらけ?3

桜井恵三氏が運営する商用サイト、www.eikaiwanopl.jpにおけるコピペ疑惑追求 第3弾です。
これまでに確認した桜井恵三氏作成の上記サイトを含む流用・コピペ疑惑については下記を参照下さい。

今回 流用・コピペ疑惑を追求するのは、このページです。
最適性理論とは?
www.eikaiwanopl.jp/information/saitekiriron/optimality.html
http://megalodon.jp/2011-1212-2200-42/www.eikaiwanopl.jp/information/saitekiriron/optimality.html
(2011年12月12日時点でのウェブ魚拓)

        :桜井恵三氏の商用サイトにおける表現
        :流用元と思われるサイトでの表現
——————————————————————————–
例7
「最適性理論とは近代言語学の理論の一つです。1993年にアラン・プリンスとポール・スモレンスキーによって提唱されました。1993年に出回った草稿は音韻論を対象にしたものであり、それ以降の研究も音韻論を主に対象としていますが、語彙機能文法などと結びついて統語論への応用も試みられています。」

「最適性理論(さいてきせいりろん、Optimality Theory)は言語学の理論の一つ。1993年にアラン・プリンスとポール・スモレンスキーによって提唱された[1]。1993年に出回った草稿は音韻論を対象にしたものであり、それ以降の研究も音韻論を主に対象としているが、語彙機能文法などと結びついて統語論への応用も試みられている。」
———-
例8
「最適性理論は、言語の表層の形式が従わなければならない制約の集合を与えています。さらに、文法を制約のランク付けで表わせると考えます。これによって、ある言語における音韻現象、さらには言語の獲得、類型、歴史的変化の問題を説明しています。」

「最適性理論は、言語の表層の形式が従わなければならない制約の集合を与える。さらに、文法を制約のランク付けで表せると考える。これによって、ある言語における音韻現象、さらには言語の獲得、類型、歴史的変化の問題を説明しようとする。」
———-
例9
「最適性理論は、深層の形と表層の形を区別する点で生成文法の考え方を引き継いでいます。生成音韻論では変形規則が順番に適用されて表層の形が得られるとは考え、横幅優先検索となっています。しかし、最適性理論では並行的な計算の結果、候補のうち最適なものが生き残る深度優先検索をしている点で、よりニューラルネットワークとの親和性を考慮しております。」

「最適性理論は、深層の形と表層の形を区別する点で生成文法の考え方を引き継いでいるが、生成音韻論とは異なり、変形規則が順番に適用されて表層の形が得られるとは考えず、並行的な計算の結果、候補のうち最適なものが生き残るとしている点で、よりニューラルネットワークとの親和性を考慮したものになっている。」
———-
例10
「最適性理論は、深層の形と表層の形を区別する点で生成文法の考え方を引き継いでいます。生成音韻論では変形規則が順番に適用されて表層の形が得られるとは考え、横幅優先検索となっています。しかし、最適性理論では並行的な計算の結果、候補のうち最適なものが生き残る深度優先検索をしている点で、よりニューラルネットワークとの親和性を考慮しております。」

「最適性理論は、深層の形と表層の形を区別する点で生成文法の考え方を引き継いでいるが、生成音韻論とは異なり、変形規則が順番に適用されて表層の形が得られるとは考えず、並行的な計算の結果、候補のうち最適なものが生き残るとしている点で、よりニューラルネットワークとの親和性を考慮したものになっている。」

【例7~10の流用元と思われるサイト】
ウィキペディア 最適性理論 概要
http://ja.wikipedia.org/wiki/最適性理論#.E6.A6.82.E8.A6.81
———-
例11
「ニーラルネットワークとは、人間の脳の神経細胞をプログラム上でモデル化した手法です。具体的には、他の計算手法のように 1 つづつ順番に処理するのではなく、人間のように多数の神経細胞の集団を組織します。そのため、入力された情報を分散化して記憶し、複数の情報を並列処理します。また、ニューラルネットワークには、学習という概念があるため、様々な環境に適応させることができます。今日、ニューラルネットワークは、株価予測や天気予測などの予測、音声や画像などのパターン認識、家電製品やロボットなどの制御といった様々な用途で利用されています。」

「ニューラルネットワークとは、人間の脳の神経細胞をプログラム上でモデル化した手法です。具体的には、他の計算手法のように 1 つづつ順番に処理するのではなく、人間のように多数の神経細胞の集団を組織します。そのため、入力された情報を分散化して記憶し、複数の情報を並列処理します。また、ニューラルネットワークには、学習という概念があるため、様々な環境に適応させることができます。今日、ニューラルネットワークは、株価予測や天気予測などの予測、音声や画像などのパターン認識、家電製品やロボットなどの制御といった様々な用途で利用されています。」

【流用元と思われるサイト】
マイクロソフト アカデミック ポータル > 学習コンテンツ > 技術資料 > アルゴリズム入門 : 第 6 章 知識情報処理入門 2 6.2 ニューラルネットワークとは
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/academic/cc998609
———-
例12
「言語の最適性理論は、文法を表層への制約としてとらえています。その理由を日本語を通して説明すると次のようになります。和語の単語をみてみると、濁音を二つ含む語幹は一部の例外を除いて存在しません。このような制約は、文法の入力にかかる制約としてとらえられていました。しかし、この制約は、ライマンの法則のように連濁を阻止することでも知られているます。さらには、外来語でもこの制約が、濁音促音を無音化することが知られています。つまり、入力に関わると思われていた制約が、プロセスの阻止や生成のプロセスに関わっていることになります。」

「最適性理論は、文法を表層への制約(output constraint)としてとらえる。その理由を日本語を通して説明すると以下の通りである。和語の単語をみてみると、濁音を二つ含む語幹は(一部の例外を除いて)存在しない。このような制約は、文法の入力にかかる制約としてとらえられていた(morpheme structure constraint)。しかし、この制約は、連濁を阻止することでも知られている(ライマンの法則)。さらには、外来語でもこの制約が、濁音促音を無音化することが知られている[2][3]。つまり、入力に関わると思われていた制約が、プロセスの阻止やプロセスのトリガーに関わっていることになる。」

【流用元と思われるサイト】
ウィキペディア 最適性理論 歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/最適性理論#.E6.AD.B4.E5.8F.B2
———-
例13
「制約は忠実性制約と有標性制約の二つに分けられます。忠実性制約は、入力の形式をできるだけ変えてはならないとするものであり、有標性制約は、例えば「音節は母音で終わらなければならない」のように、より自然な形式が表面に現れることを要求する制約です。制約は絶対に違反してはならないものではなく、制約間に優先順位が設けられ、優先順位の高い制約に違反していないものが表層の形式として勝ち残ると考えられています。制約は言語を問わず普遍的であり、その優先順位のみが言語によって異なるとされています。」

「制約は忠実性制約(faithfulness constraints)と有標性制約(markedness constraints)の二つに分けられる。忠実性制約は、入力の形式をできるだけ変えてはならないとするものであり、有標性制約は、例えば「音節は母音で終わらなければならない」のように、より自然な(無標な)形式が表面に現れることを要求する制約である。制約は絶対に違反してはならないものではなく、制約間に優先順位が設けられ、優先順位の高い制約に違反していないものが表層の形式として勝ち残ると考える。制約は言語を問わず普遍的であり、その優先順位のみが言語によって異なるとされることが多い。」

【流用元と思われるサイト】
ウィキペディア 最適性理論 制約
http://ja.wikipedia.org/wiki/最適性理論#.E5.88.B6.E7.B4.84
———-
例14
「最適性理論とは,人間言語の普遍性を「すべての言語に共通の普遍的な制約の集合」によってとらえ、言語間の差異を「制約の優先順位の違い」として説明する新しい理論なのです。最適性理論はもともと音韻分析を出発点として提案された理論ですが、音韻論を席捲しただけでなく統語論や言語獲得、言語変化などもこの理論の枠組みを用いて分析しようとする研究者が多く出てきました。」

「最適性理論とは,人間言語の普遍性を「すべての言語に共通の(普遍的な)制約の集合」によってとらえ,言語間の差異を「制約の優先順位の違い」として説明する新しい理論である.最適性理論は,もともと音韻分析を出発点として提案された理論であるが,音韻論を席捲したのみならず,統語論や言語獲得,言語変化などもこの理論の枠組みを用いて分析しようとする研究者が多く出てきた.」

【流用元と思われるサイト】
岩波書店「最適性理論 ―― 生成文法における制約相互作用 ――」moreinfo
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0054110/top.html
———-
例15
「最適性理論以前の理論だと、同じ制約を入力と出力、両方に記述する必要があります。しかし出力だけに制約をかけ、入力に全く制約をかけないとすることで、この問題を回避しようとしたのが最適性理論になります。」

「よって最適性理論以前の理論だと、同じ制約を入力と出力、両方に記述する必要がある(duplication problem)[4]。であるとするならば、出力だけに制約をかけ、入力に全く制約をかけない(Richness of the Base)とすることで、この問題を回避しようとしたのが最適性理論である。」

【流用元と思われるサイト】
ウィキペディア 最適性理論 歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/最適性理論#.E6.AD.B4.E5.8F.B2
———-
例16
「このようにこの理論では、究極的には各言語の差が単に制約のランキングの差として分析できることになります。最適性理論には別の利点もあります。それは、規則による理論と異なり、複数の中間段階を設けなくても良い事になります。例えば英語の強勢付与では、最終的な強勢を与えられた形に至るまで複数の段階を経なくてはいけませんでした。英語の複数形の接尾辞の有声性同化や、日本語動詞の活用でもそうでした。」

「このようにこの理論では、究極的には各言語の差が単に制約のランキングの差として分析できることになります。
最適性理論には別の利点もあります。それは、規則による理論と異なり、複数の中間段階を設けなくても良い、ということです。例えば英語の強勢付与では、最終的な強勢を与えられた形に至るまで複数の段階を経なくてはいけませんでした。英語の複数形の接尾辞の有声性同化や、日本語動詞の活用でもそうでした。」

———-
例17
「最適性理論では、複数の候補を並列的に考え、その中の最も適切なものが一つだけ選ばれます。つまり、選択する作業は一度で済むわけです。」

「最適性理論では、複数の候補を並列的に考え、その中の最も適切なものが一つだけ選ばれます。つまり、選択する作業は一度で済むわけです。」
———-
例18
「言語の語彙音韻論には限界があります。また、語彙音韻論モデルではレベル1→レベル2というような線状の派生過程が課程されていますが、「人間の思考は本当に線状か」という問題は、現在見ているような生成音韻論と呼ばれる分析方法の登場以来ずっと指摘され続けてきました。」

「 前回見たように、語彙音韻論には限界があるようです。また、語彙音韻論モデルではレベル1→レベル2というような線状の派生過程が課程されていますが、「人間の思考は本当に線状か?」という問題は、現在見ているような分析方法(生成音韻論と呼ばれます)の登場以来ずっと指摘され続けてきました。」
———-
例19
「そもそも、規則によって音韻現象を分析すると、複数の音韻現象には複数の規則があることになり、それらの間に順序関係が存在することになってきます(例えばcat + -z →cat[s] という有声性同化と、bus + -z →bus[iz] という母音挿入では、後者が先に適用しなくてはならない)。そうするとやはり、人間が単語や文を生成するとき、本当に線状の思考を経ているのかという疑問があります。」

「そもそも、規則によって音韻現象を分析すると、複数の音韻現象には複数の規則があることになり、それらの間に順序関係が存在することになってきます(例えば cat + -z →cat[s] という有声性同化と、bus + -z → bus[iz] という母音挿入では、後者が先に適用しなくてはならない)。そうするとやはり、「人間は単語(あるいは文)を生成するとき、本当に線状の思考を経ているのか」という問題が生じてしまいます。」
———-
例20
「このような批判と同時に、特に脳科学の分野から、「人間の思考は並列的である」という知見が得られ、言語学の分野でもそのような並列的な思考を用いる分析方法が模索され始めました。ではまず、言語以外の人間の思考様式はどのようなものかを考えながら、このような並列的思考に基づく理論です。脳の働きから発していますので、大変に自然で科学的ともいえます。」

「このような批判と同時に、特に脳科学の分野から、「人間の思考は並列的である」という知見が得られ、言語学の分野でもそのような並列的な思考を用いる分析方法が模索され始めました。ではまず、言語以外の人間の思考様式はどのようなものかを考えながら、このような並列的思考に基づく理論です。脳の働きから発していますので、大変に自然で科学的ともいえます。」

【例16~20の流用元と思われるサイト】
神戸市外国語大学 英米学科准教授 三間英樹「最適性理論」
http://www.ne.jp/asahi/zamma/hideki/OT08.pdf
———-
例21
「生物である人間が話す言葉にはいろいろな制約があります。こうすべきである、ああしてはいけない、これらの条件をOptimality Thoery(OT)はそれを全て認める理論です。人間言葉を話す時にいろいろな制約がでてきます。しかし、それを全部守ると言うのはとても無理な話しです。そのためにどれを守るか、その優先順位を言語ごとに勝手に決めてくれというのが基本的な考えです。つまり制約Aと制約Bがあった場合、ある言語1では Aを優先しますが、ある言語2ではBを優先するようになります。大事なのは、言語1でも、Bを大事にしないというわけではないということです。Aが関係ないところではBも正しく守られています。」

「世の中いろいろな制約があるもんです。こうしなきゃいけない。ああしなきゃいけない。Optimality Thoery(OT)はそれを全て認める理論。「あーそうさ、人間言葉をしゃべるとき、いろいろな制約があるさ。でもな、それを全部守ろうってのは土台無理なんだよ。だから、守れるのだけ守ろうじゃねーか。っていうか、どれを守るか、その優先順位を言語ごとに勝手に決めてくれ」というのが基本精神。つまり制約Aと制約Bがあった場合、ある言語1ではAを優先するが、ある言語2ではBを優先するといったかんじ。でも、大事なのは、言語1でも、Bを大事にしないというわけではないということ。Aが関係ないところではBもちゃんと守られる。」

【流用元と思われるサイト】
音の用語集  Optimality Theory(最適性理論)
http://suijin2007.blog90.fc2.com/blog-category-142.html
———————————————————————-

流用・コピペ疑惑のある文章/桜井恵三氏の文章 = 2659/2922(各々スペース不含の文字数)。
流用・コピペと思われるボリューム:91.0%。

桜井恵三氏の英語ビジネス上の最重要キーワードと思われる項目の記述のほとんどが、他所からの流用ということです。これでもかと言うくらいネットからつまみ食いしながらも、お得意の「最適性理論」の音声英語学習への適用については明確な根拠を持つ言及が何一つないのが不思議です(笑)。

桜井恵三氏の「最適性理論」に関する理解度は、下記の2ちゃんねるスレッド
・internetを「イナネ」と発音するのってズルくね?
  http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/english/1298789470/
  http://mimizun.com/log/2ch/english/1298789470/
・英語の発音総合スレ Part4
  http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/english/1298908194/
  http://mimizun.com/log/2ch/english/1298908194/
で確認することができます。