桜井恵三氏の商用サイトは流用・コピペだらけ?

さて、年明け初のエントリーになります。今度のテーマは桜井恵三氏が運営する商用サイト、www.eikaiwanopl.jpにおけるコピペ疑惑を追求します。

これまでに確認した桜井恵三氏作成の上記サイトを含む流用・コピペ疑惑については下記を参照下さい。

桜井恵三氏が運営するサイトwww.eikaiwanopl.jp には多数のコンテンツがあります。御本人はやる気満々なのでしょうが解説ページだけで129ページあり、普通の人間ならば その全てを読む気にならないだろうと容易に想像できることから、かなり無駄な労力であるような気がします。

内容についてはpdfファイルと同様に誤字・脱字があり、冗長な内容であると共にネットで閲覧可能な資料からの流用・コピペと思われる部分が多数あります。
今回 流用・コピペ疑惑を追求するのは、このページです。

人間の音声とは
www.eikaiwanopl.jp/information/whatonsei/onseitowa.html
http://megalodon.jp/2011-1212-2156-04/www.eikaiwanopl.jp/information/whatonsei/onseitowa.html
(2011年12月12日時点でのウェブ魚拓)

        :桜井恵三氏の商用サイトにおける表現
        :流用元と思われるサイトでの表現
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人間の声帯の音

人間の声は喉にある声帯に息の流し、振動することで”声”の元になる音を作り出します。この声帯の振動の範囲は下記のとおりで、これを声帯の基本周波数(または基音:F0)といいます。

      通常の振動数: 100~200 Hz
      可能振動範囲: 約82~1056 Hz

この基本周波数は、発音する言葉が違ってもほとんど変化せず一定です。また、この声帯原音は声帯の振動による音ですから大変にノイズの多い音になっています。

耳に聞こえる声の高さは、多くの要素がありますが最も大きなものが基本周波数によって決まります。」

「【声帯の音】

    声帯は、息の流れによって振動することで”声”の元になる音を作り出します。
   この声帯の振動の範囲は下記のとおりで、これを声帯の基本周波数(または基
   音:F0)といいます。

      通常の振動数: 100~200 Hz
      可能振動範囲: 約82~1056 Hz

     この基本周波数は、発音する言葉が違ってもほとんど変化せず一定です。
    また、この声帯原音はノイズの多い音になっています。

     耳に聞こえる声の高さは、この基本周波数によって決まります。」

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例2

共鳴した音
声帯の振動数(基本周波数)が一定だとすると、人間はどうして色々な言葉を喋ることができるのでしょうか。これは、喉や舌や口で声帯原音を加工することで行われています。具体的には、喉の閉め方、口の開け方、舌の形、息の流れ方、共鳴腔による共鳴等によって加工され、それらに摩擦音や破裂音などが付け加えられることで、様々な言葉として発話されます。その中でも最も重要なのは舌の形状です。

我々の音声は母音と子音音節から成り立っています。これらの音はサウンドス・ペクトログラムと呼ばれるグラフで観察できます。サウンド・スペクトグラムで示される声の周波数スペクトルには、特定の周波数領域にいくつかのピークがあり、このスペクトルの山の事をフォルマント(共鳴周波数) と呼びます。

その周波数について、低い順から第1フォルマント(F1)、第2フォルマント(F2)、第3フォルマント(F3)、第4フォルマント(F4)と名付けられています。

「【共鳴した音】

    声帯の振動数(基本周波数)が一定だとすると、人間はどうして色々な言葉を喋
   ることができるのでしょうか?

    これは、声帯原音を加工することで行われているのです。具体的には、喉の閉
   め方、口の開け方、舌の形、息の流れ方、共鳴腔による共鳴等によって加工され、
   それらに摩擦音や破裂音などが付け加えられることで、様々な言葉として発せら
   れます。
   
    では、私達が話している言葉にはどんな特徴があるのでしょうか。
   私達の言葉は、母音と子音音節から成り立っています。これらの音はサウンドス
   ペクトログラムと呼ばれるグラフで観察できます。

    サウンドスペクトグラムで示される声の周波数スペクトルには、特定の周波数領
   域にいくつかのピークがあり、このスペクトルの山の事をフォルマント(共鳴周波数)
   と呼びます。
   その周波数について、低い順から第1フォルマント(F1)、第2フォルマント(F2)、
   第3フォルマント(F3)、第4フォルマント(F4)と名付けられています。」

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例3

「声質(音声の静的要素)
声の性質は、声に含まれるフォルマントの数、各フォルマントの周波数や振幅、帯域幅などの話者が持つ、音声の音のストリームの持つ静的な要素によって決まります。

私達の周りには、色々な声質の人がいます。さらに、性別・体格や年齢などによっても声の質は変わります。太い渋い声、ハスキーな声、鼻に掛かったような声、アニメ声などなどで、lこれらの音声を分析すると、F1~F4の各フォルマントの周波数や振幅などに違いが現れます。」

「声の性質は、声に含まれるフォルマントの数、各フォルマントの周波数や振幅、
   帯域幅などによって決まります。

    私達の周りには、色々な声質の人がいます。さらに、性別・体格や年齢などによ
   っても声の質は変わります。
      太い渋い声
      ハスキーな声
      鼻に掛かったような声
      アニメ声       などなど

    これらの音声を分析すると、F1~F4の各フォルマントの周波数や振幅などに違いが現れます。」

【流用元と思われるサイト】
ネイティブも同じ人間。どうして同じ発音ができないの? ヒルブックの愚考集
http://www.geocities.jp/hillbook903/gukou4_4.html
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流用元と思われるサイトの方は、「英語リスニング科学的上達法」(山田恒夫、足立隆弘、ATR人間情報通信研究:1998年 講談社ブルーバックス)を参考に書かれているようですが、桜井恵三氏は このサイトをほぼ丸写しの状態で「人間の音声とは」を記しています。

流用・コピペ疑惑のある文章/桜井恵三氏の文章 = 869/1835(各々スペース不含の文字数)。
流量・コピペと思われるボリューム:47.3%、ほぼ半分は他所からの流用ということです。